
クレジットカード選びで何を重視するのかは人それぞれですが、なかでも「ポイント還元率」を重視する人は多いのではないでしょうか?
ポイント還元率が高いほど同じ買い物で多くのポイントが獲得でき、日常の買い物がますますお得になるでしょう。
そこで本記事では、数あるなかでも特におすすめできる高還元クレジットカードをランキング形式で紹介します。
自分にピッタリのクレジットカードを選ぶ方法や注意点も解説するので、カード選びに困っている人は読み進めてみて下さい。
クレジットカードのポイント還元率は、「0.5%~1.0%」程度が標準の数値です。
しかし、なかには1.0%を超える基本還元率のカードや、条件を満たすことで10%以上の還元率を達成できるカードもあります。
ポイントが多く還元され、さらにオプションも充実しているカードであれば、毎日の支払いや日常生活がグッとお得になりますね。
ここからは、日本で発行されているクレジットカードのなかでも、ポイントが高還元かつ、ほかの特典も充実したおすすめのクレジットカードを見ていきましょう。
【JCB CARD Wのおすすめポイント】
JCB CARD Wは、国内・海外問わず常に1.0%のポイントが還元されるクレジットカードです。
貯まったポイントの使い道も多種多様で、たとえばAmazonで1ポイント3.5円として利用することもできます。
nanacoポイントへの交換やJCBプレモカードへのチャージなら1ポイント5円相当にもなって更にお得です。
「JCB ORIGINAL SERIESパートナー」という優待店でJCB CARD Wを使うとポイント還元率はさらに上がり、最大で21倍のポイントを得ることも可能です。
ポイント還元率 | 1.0%~10.5%(最大21倍) |
---|---|
申込資格 | 18歳以上39歳以下で、本人または配偶者に安定継続収入のある方。または高校生を除く18歳以上39歳以下で学生。 |
年会費 | 無料 |
国際ブランド | JCB |
旅行保険 |
海外旅行保険:最高2,000万円(利用付帯) |
ETCカード | あり |
家族カード | あり |
電子マネー・タッチ決済 | JCBのタッチ決済、QUIC PAYなど |
ポイントの使い道 | キャッシュバック、nanaco、楽天ポイント、Amazonなど |
【リクルートカードのおすすめポイント】
リクルートカードは、基本還元率が1.2%という高還元のクレジットカードです。
還元率1.0%なら高還元といわれるなかで、無条件で1.2%の還元率は破格といえるでしょう。さらに「じゃらん」「ポンパレモール」など、カードを利用すると最大4.2%のポイント還元も可能です。
貯まった「リクルートポイント」はPontaポイントやdポイントに交換できるため、これらの共通ポイントでポイ活している人には特におすすめできます。
ここまでの高還元が実現できるのに年会費は無料のため、とりあえず作っておくだけでも損ではありません。
ポイント還元率 | 1.2~4.2% |
---|---|
申込資格 | 18歳以上で本人または配偶者に安定した収入のある方、または18歳以上の学生(高校生を除く) |
年会費 | 永年無料 |
国際ブランド | Visa、Mastercard |
旅行保険 |
海外旅行保険:最高2,000万円(利用付帯) |
ETCカード | あり |
家族カード | あり |
電子マネー・タッチ決済 | nanaco、楽天Edy、モバイルSuicaなど |
ポイントの使い道 | Pontaポイントなど |
【三井住友カード(NL)のおすすめポイント】
三井住友カード(NL)は通常の還元率が0.5%と平均的な数値ですが、特定のコンビニや飲食店を使うとポイント還元率が大きく上昇します。
最大で5.0%のポイント還元になるので、一気に業界屈指の高還元カードになりますね。対象になるのはセブン-イレブンやローソン、マクドナルドなどの大手ばかりなので、よく利用する人なら有力な選択肢となるでしょう。家族ポイントとの併用なら最大10%の還元も可能です。
「ポイントUPモール」など、ほかにもポイント還元率がアップするさまざまなサービスが充実しています。
ポイント還元率 | 0.50%~10.00% |
---|---|
申込資格 | 満18歳以上の方(高校生は除く) |
年会費 | 無料 |
国際ブランド | Visa、Mastercard |
旅行保険 | 海外旅行保険:最高2,000万円(利用付帯) |
ETCカード | あり |
家族カード | あり |
電子マネー・タッチ決済 | Visaのタッチ決済、Mastercard®コンタクトレスなど |
ポイントの使い道 | Vポイントアプリ、Tポイント、Amazonギフト券など |
【楽天カードのおすすめポイント】
楽天カードは、そもそもの還元率が1.0%と高還元のクレジットカードです。
さらに「楽天市場」「楽天トラベル」などのグループ内サービスを利用することで、還元率をアップさせることもできます。
楽天が運用するサービスは数多く、楽天ポイントを集中的に貯めやすいことがメリットです。
また、「国際ブランドを4社から選べる」「年会費無料なのに海外旅行保険を付けられる(利用付帯)」という魅力もあります。
ポイント還元率 |
1.0%~ |
---|---|
申込資格 | 18歳以上 |
年会費 | 無料 |
国際ブランド | Visa、Mastercard、JCB、AMEX |
旅行保険 | 海外旅行保険:最高2,000万円(利用付帯) |
ETCカード | あり |
家族カード | あり |
電子マネー・タッチ決済 | 楽天Edy、Visaのタッチ決済、Mastercard®コンタクトレスなど |
ポイントの使い道 | 楽天市場での支払、楽天ペイなど |
【セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カードのおすすめポイント】
セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カードは、通常の還元率こそ0.5%と平均的な数値ですが、QUIC Payを使って支払うことで最大2.0%の還元が可能になります。
QUICPayはポストペイ型の電子マネーであり、使い方はクレジットカードと大差ありません。
通常は1,100円かかる年会費は1円でも同カードを支払いに使えば無料になるので、定期的に使えばコストを気にする必要もありません。
また、貯めることができるのは「永久不滅ポイント」であり、ポイントの有効期限を気にせずに使い道をゆっくり考えることができます。
ポイント還元率 | 0.50%~2.00% |
---|---|
申込資格 | 18歳以上のご連絡可能な方 |
年会費 |
初年度無料(1,100円/税込) |
国際ブランド | AMEX |
旅行保険 | なし |
ETCカード | あり |
家族カード | あり |
電子マネー・タッチ決済 | iD、QUICPayなど |
ポイントの使い道 | Amazonギフト券、キャッシュバックなど |
【auPAYカードのおすすめポイント】
auPAYカードは、100円(税込)ごとに1ポイントが貯まる高還元のクレジットカードです。
それだけでも十分に高還元ですが、「ノジマ」「かっぱ寿司」「ドミノピザ」「ココス」などのポイントアップ店を利用すれば、ポイント還元率がアップします。
さらに、総合ショッピングサイト「auPAYマーケット」では最大7.0%のポイントが還元されるのも魅力です。
au携帯電話を持っていれば年会費が無料になるうえ、「海外旅行保険」「お買物安心保険」などの補償も充実しています。
ポイント還元率 | 1.0~7.0% |
---|---|
申込資格 |
・個人でご利用のau IDを持っている方 |
年会費 |
無料 |
国際ブランド | Visa、Mastercard |
旅行保険 | 海外旅行保険:最高2,000万円(利用付帯) |
ETCカード | あり |
家族カード | あり |
電子マネー・タッチ決済 | QUIC Payなど |
ポイントの使い道 | キャッシュバック、auPAY残高にチャージ、au携帯電話の機種変更など |
【ローソンPontaプラスのおすすめポイント】
ローソンPontaプラスは、通常で1.0%の高還元率が実現できるクレジットカードです。
新規入会と利用で最大5,000ポイントがもらえる特典もあり、初めての人でもポイントがどんどん貯まっていきます。
毎月10日・20日にローソンでの支払いに利用すれば最大6%の還元を受けることも可能なので、ひんぱんにローソンを利用する人には特におすすめできます。
さらにローソンスイーツはいつでも10%のポイント還元が受けられるなど、ローソンを使えば使うほどお得になる特典が満載です。
ポイント還元率 | 1.0~6.0% |
---|---|
申込資格 | 18歳以上 |
年会費 | 無料 |
国際ブランド | Mastercard |
旅行保険 | なし |
ETCカード | あり |
家族カード | なし |
電子マネー・タッチ決済 | - |
ポイントの使い道 | ローソンなどPonta加盟店 |
【ライフカードのおすすめポイント】
ライフカードは、年会費無料でありながら、お得なポイントプログラムを利用できるクレジットカードです。
まず、カードを作った初年度は無条件で還元率が1.5倍になります。また、誕生日がある月なら還元率が3倍です。
新規入会プログラムを上手く活用することで、最大10,000円相当のポイントを貯めることもできます。
さらに「ステージプログラム」を採用しており、利用額に応じてステージが上がっていきます。最上位の「プレミアム」に認定されると、通常還元率が2倍になります。
ライフカードのショッピングモール「L-Mall」経由の買い物なら最大25倍と、びっくりするようなポイントアップも可能です。
ポイント還元率 |
0.5~1.5% |
---|---|
申込資格 | 18歳以上(高校生除く)で、電話連絡が可能な方 |
年会費 | 無料 |
国際ブランド | Visa、Mastercard、JCB |
旅行保険 | - |
ETCカード | あり |
家族カード | あり |
電子マネー・タッチ決済 | - |
ポイントの使い道 | Amazonギフト券など |
【イオンカード・セレクトのおすすめポイント】
イオンカード・セレクトは、イオングループでの支払いによって受け取れるポイントが2倍になるクレジットカードです。
「各種公共料金の支払いに利用すると1件につき毎月5WAONポイントプレゼント」という特典も魅力的で、日常生活の支払いをイオンカード・セレクトにまとめることで、WAONポイントを効率的に貯められます。
年間カードショッピング50万円以上など、一定の条件を満たした場合に年会費無料のゴールドカードを発行しているという、驚きのサービスもあります。
ポイント還元率 | 0.5~1.0%以上 |
---|---|
申込資格 | 18歳以上 |
年会費 | 無料 |
国際ブランド | Visa、Mastercard、JCB |
旅行保険 | ショッピング保険:50万円まで |
ETCカード | あり |
家族カード | あり |
電子マネー・タッチ決済 | WAON、Visaのタッチ決済、Mastercard®コンタクトレスなど |
ポイントの使い道 | 電子マネーWAONに交換 |
【PayPayカードのおすすめポイント】
PayPayカードは、年会費が永年無料でありながら、ポイント還元率が1.0%以上あるお得なクレジットカードです。
ソフトバンク、ワイモバイルユーザー向けの特典がたくさん用意されている特徴があり、たとえばソフトバンクスマホ/ケータイ通信料などの最大1.5%のポイントが付与されます。
Yahoo!ショッピングとの親和性も高く、毎日最大7%のポイント付与に加え、「5のつく日」なら最大+4%’(合計11%)の還元も可能です。
ポイント還元率 | 1.0~1.50% |
---|---|
申込資格 | 18歳以上(高校生を除く) |
年会費 | 無料 |
国際ブランド | Visa、Mastercard、JCB |
旅行保険 | - |
ETCカード | あり |
家族カード | あり |
電子マネー・タッチ決済 | Visaのタッチ決済、Mastercard®コンタクトレス、JCBのタッチ決済 |
ポイントの使い道 | PayPayでの支払いなど |
【三菱UFJカードのおすすめポイント】
三菱UFJカードは、「グローバルポイント」がどんどん貯まるクレジットカードです。まず入会特典として最大10,000円相当(2,000ポイント)のグローバルポイントが貯まります。
また、入会から3ヶ月間はポイント還元率が3倍以上になる特典も。利用金額の最大1.6%相当のポイントが還元されるため、前述の入会特典と併せてグローバルポイントがどんどん貯まっていくでしょう。
さらに、セブン-イレブン、ローソン、ピザハット、松屋、コカコーラの自販機での支払いに利用することで、最大5.5%の還元も可能です。
ポイント還元率 | 0.5~5.5% |
---|---|
申込資格 | 18歳以上 |
年会費 |
1,375円 |
国際ブランド | Visa、JCB、アメックス |
旅行保険 | 海外:最高2,000万円(利用付帯) |
ETCカード | あり |
家族カード | あり |
電子マネー・タッチ決済 | Visaのタッチ決済、Mastercard®コンタクトレス |
ポイントの使い道 | 他社ポイント移行、キャッシュバックなど |
【セブンカード・プラスのおすすめポイント】
セブンカード・プラスは年会費無料でありながら、新規入会と条件達成で最大5,000nanacoポイントが獲得できるクレジットカードです。
セブン‐イレブン、イトーヨーカドー、デニーズ、ヨークマート、ヨークフーズ、ヨークプライスでは200円(税込)ごとに2nanacoポイントを得られます。
近所にセブン&ホールディングスの店舗があれば、nanacoポイントをどんどん貯めることができそうですね。
nanacoカードへのチャージができる唯一のカードでもあり、チャージ200円ごとに1ポイントが貯まる点も魅力です。
ポイント還元率 | 0.50%~1.00% |
---|---|
申込資格 |
・原則として18歳以上で、ご本人または配偶者に継続して安定した収入がある方 |
年会費 | 無料 |
国際ブランド | Visa、JCB |
旅行保険 | なし |
ETCカード | あり |
家族カード | あり |
電子マネー・タッチ決済 | nanaco |
ポイントの使い道 | nanaco対応店舗 |
【ビックカメラSuicaカードのおすすめポイント】
ビックカメラSuicaカードは、「ビックポイント」「JREポイント」の2つが貯まるクレジットカードです。
特にお得なのがビックカメラの支払いをチャージ済みのSuicaで行うことで、基本10%のビックポイントに加え、Suicaチャージ分のJRE POINTも最大1.5%も獲得できます(最大還元率11.5%)。
貯まったJRE POINTは「JRE POINT WEB サイト」「えきねっとWEBサイト」などを使って幅広い商品に交換ができ、さらに、JR東日本公式サイト「JRE MALL」を経由して、商品をポイントで購入することもできます。
ポイント還元率 | 1%~ビックカメラで最大11.5% |
---|---|
申込資格 | 18歳以上 |
年会費 |
524円 |
国際ブランド | Visa、JCB |
旅行保険 |
海外旅行保険:最高500万円(自動付帯) |
ETCカード | あり |
家族カード | なし |
電子マネー・タッチ決済 | Suica |
ポイントの使い道 | Suica、ビックカメラなど |
ここまで紹介してきたカードは、年会費が不要の「一般カード」です。
一方、クレジットカードのなかには年会費が必要になることで更にポイントが高還元になったり、特典が充実したりするクレジットカードもあります。
今回は一般カードよりも1ランク上の「ゴールドカード」に注目し、高還元かつ充実の特典があるおすすめカードを紹介します。
【dカードゴールドのおすすめポイント】
dカード GOLDは、ドコモの携帯電話で利用した料金のうち10.0%ものポイント還元が受けられるクレジットカードです。
もし毎月の携帯電話料金が5,000円なら、dカードゴールドで支払うことで最低でも年間6,000ポイントが貯まる計算です。
年会費が11,000円かかるゴールドカードですが、ポイントだけで半分以上は元が取れる計算です。
海外旅行保険が最大1億円付帯(5,000万円までは自動付帯)することも魅力で、海外旅行や出張のお供としても優秀です。
ポイント還元率 | 1.0~10.0% |
---|---|
申込資格 |
・満20歳以上(学生は除く)で、安定した継続収入があること |
年会費 | 11,000円(税込) |
国際ブランド | Visa、Mastercard |
旅行保険 | 海外:最高1億円(利用付帯の場合) |
ETCカード | あり |
家族カード | あり |
電子マネー・タッチ決済 | iD、Visaのタッチ決済、Mastercard®コンタクトレスなど |
ポイントの使い道 | d払い、ドコモスマホ代、dポイント加盟店など |
【アメリカン・エキスプレスカード・ゴールドのおすすめポイント】
アメリカン・エキスプレスカード・ゴールドは、メンバーシップ・リワード・プラスに加入してボーナスポイントプログラムを利用することで、3倍のポイント還元が受けられるクレジットカードです。
メンバーシップ・リワード・プラスは年間で3,300円の参加費が必要にはなりますが、通常の3倍ポイントが貯まるのは大きなメリットといえるでしょう。
AMEXらしく海外旅行保険や国内旅行保険も充実しているため、海外旅行や出張が多い人なら1枚持っておくと安心でしょう。
ポイント還元率 | 0.5% |
---|---|
申込資格 | 満20歳以上 |
年会費 | 年会費31,900円(税込) |
国際ブランド | AMEX |
旅行保険 |
海外:最高1億円(利用付帯) |
ETCカード | あり |
家族カード | あり |
電子マネー・タッチ決済 | アメックスのタッチ決済 |
ポイントの使い道 | マイル、ホテル、楽天ポイント、キャッシュバックなど |
【auPAYゴールドカードのおすすめポイント】
auPAYゴールドカードは、au携帯電話・スマホ利用料金の最大11%がPontaポイントで還元されるクレジットカードです。
そもそもの還元率が1.0%と高いのに加え、その11倍のポイントが獲得できるのはauユーザーには嬉しいポイントといえるでしょう。
高還元になるポイントはまだまだあります。au PAY ゴールドカードからau PAY 残高にチャージするとチャージ金額に対するポイントが1%還元され、au PAY(コード支払い)の利用(0.5%)を合わせて合計最大1.5%のPontaポイントが還元されます。
そのほかにも「空港ラウンジの無料利用」「ホテル・旅館優待サービス」などゴールドカードらしい特典もあり、コスパの良いクレジットカードです。
ポイント還元率 | 1.0~11.0% |
---|---|
申込資格 |
・個人でご利用のau IDを持つ方 |
年会費 | 11,000円(税込) |
国際ブランド | Visa、Mastercard |
旅行保険 |
海外:最高1億円(自動付帯) |
ETCカード | あり |
家族カード | あり |
電子マネー・タッチ決済 | QUIC Payなど |
ポイントの使い道 | キャッシュバック、auPAY残高にチャージ、au携帯電話の機種変更など |
【楽天ゴールドカードのおすすめポイント】
楽天ゴールドカードは楽天市場内で利用すると通常の1.0%に2.0%分のポイントが加算され、楽天市場のポイントと併せて合計の還元率が3.0%になるのがメリットです。
ゴールドカードといえば、1万円以上の年会費がかかることが一般的ですが、楽天ゴールドカードなら2,200円というリーズナブルな価格で持つことができます。
それだけ年会費が安いにもかかわらず「国内空港ラウンジが年間2回まで無料で利用可能」「世界中のトラベルデスクが無料で利用可能」など、使える特典はほかのゴールドカードに引けをとりません。
ポイント還元率 | 1.00%~2.00%以上 |
---|---|
申込資格 | 20歳以上 |
年会費 |
初年度:2,200円(税込) |
国際ブランド | Visa、Mastercard、JCB |
旅行保険 | 海外:最高2,000万円(利用付帯) |
ETCカード | あり |
家族カード | あり |
電子マネー・タッチ決済 | 楽天Payなど |
ポイントの使い道 | 楽天Edy、Visaのタッチ決済、Mastercard®コンタクトレス |
クレジットカードの何が「お得」なのかについては人によって意見が分かれるでしょうが、なかでも多くの人が重視しているのが「ポイント還元率」です。
ポイント還元率は、利用金額に対して『何円相当』のポイントが還元されるかを示した数値です。
例えば、利用金額100円ごとに1ポイント=1円相当のポイントが0.5ポイント貯まる場合、ポイント還元率は0.5%です。
一方、利用金額100円ごとに1ポイント=1円相当のポイントが1ポイント貯まる場合、ポイント還元率は1.0%と計算できます。
ポイント還元率と似たような単語として「ポイント付与率」もありますが、両者は違った意味を持つ言葉です。
ポイント還元率 | クレジットカードの利用金額に対し、「何円相当のポイントが付与されるか」の割合 |
---|---|
ポイント付与率 | クレジットカードの利用金額に対し、付与されるポイントの割合 |
たとえば、1,000円で1ポイントのポイントが付く場合、ポイント付与率は0.1%です。
ただ、付与率は「1ポイントが何円相当か」という部分が抜けているため、実際にお得度を比較するならポイント還元率を使う方が良いでしょう。
もし前述の1ポイント=5円相当なら、ポイント還元率は0.5%となります。
100円で1ポイント貯まるカードなら付与率は1%ですが、1ポイント0.5円相当なら還元率は同じく0.5%になります。
ここでは、高還元のクレジットカードを選ぶ際のポイントを紹介します。
冒頭ではおすすめの高還元クレジットカードを紹介しましたが、「通常還元率が高いのか」「最大還元率が高いのか」など、特長に違いがみられます。
まずは、自身が「どんなシチュエーションでクレジットカードを使いたいか」を考えてみましょう。
その使い方でもっとも高還元を得られるのはどんなカードなのかを調べることで、自身に合った1枚が見つかるようになります。
クレジットカードの還元率には大きく分けて「通常の還元率」と「最大の還元率」があります。
通常の還元率は、何らかの条件なしに、どこで買い物しても還元されるポイントのこと。
通常の還元率が1.0%あれば、「高還元」ということができるでしょう。
一般的なクレジットカードの還元率は0.5%なので、もし還元率が1.0%であれば常時2倍のポイントを獲得することが可能です。
年会費無料で、かつ常に1.0%以上の還元率を実現できるクレジットカードの一例をまとめてみました。
クレジットカード | ポイント還元率 |
---|---|
JCB CARD W | 1.0~10.5% |
楽天カード | 1.0% |
auPAYカード | 1.0~11.0% |
dカード | 1.0~2.0%以上 |
ローソンPontaプラス | 1.0~6.0% |
リクルートカード | 1.2%~4.2% |
なかでも基本還元率が高いのはリクルートカードで、常時1.2%の還元率なのはこのカードくらいでしょう。
また「JCB CARD W」も、年会費無料ながら1.0%以上の高還元が実現できます。
Amazon.co.jpやセブン-イレブン、スターバックスなどの「パートナー店」の支払いなどで利用すると還元率が上がり、最大21倍のポイントを獲得することも可能です。
通常の還元率が0.5%以下でも、特定の条件を満たすと一気に還元率が上がるクレジットカードもあります。
代表的なのが「三井住友カード(NL)」です。
通常の還元率は0.5%と決して高いとはいえない水準ですが、条件を満たすと最大で10.0%の還元が可能になります。
【三井住友カード(NL)で10.0%還元するためのポイント】
三井住友カードでは「家族ポイント」という仕組みがあり、対象のコンビニ・飲食店の店舗での支払いで対象の三井住友カードを使うと、通常のポイントに加えて200円につき家族の人数分のパーセントが加算されます。
そこにタッチ決済を利用することで最大還元率が達成できる仕組みです。
対象店舗は以下のように幅広いため、よく使う店舗があれば三井住友カードは超有力な候補と言えるでしょう。
【三井住友カード・家族ポイントの対象店舗】
クレジットカードの年会費の設定はカードごとにさまざまであり、主に以下のようなものがあります。
【クレジットカードの年会費設定の例】
初めてクレジットカードを使うなら、年会費が永年無料のカードがおすすめです。
もし年会費が発生した場合、見た目は高還元でも、発生した年会費のコスト分だけ損をしてしまうからです。
条件を達成すれば無料のクレジットカードもありますが、実際にクレジットカードを持っていない状態では、「自分がどれくらい支払いに使うのか」は分かりません。
条件なしで無料のカードなら持っているだけでもコストがかからないので、最初は年会費無料のカードがおすすめです。
ポイントの使い道はクレジットカードによっても異なるので、どんな用途で使えるのかをよく確認しておきましょう。
代表的なのは、「他社のポイントに交換」「ギフト券や商品と交換」などの機能ですが、これまた「どの商品と交換できるか」はカードごとに異なります。
ポイントの有効期限内に使わないと失効してしまうので、自分の用途に合った使い方ができるクレジットカードを選ぶことが大切になるでしょう。
なかには「自動的にキャッシュバックされる」というクレジットカードもあります。
他社ポイントやマイルに交換するようなことはできませんが、ポイントを交換したり有効期限を気にしたりする必要はありません。
公共料金と言えば「口座引き落とし」や「コンビニ支払い」のようなイメージがありますが、実はクレジットカードで支払いができる場合もあります。
公共料金の支払いで高還元のポイントを獲得することができれば、実質的に毎月の固定費を削減になってお得です。
たとえば「JCB CARD W」は公共料金でも関係なく1.0%の還元が受けられます。
一方、なかには「公共料金はポイント還元率が下がる」というカードもある点に注意が必要です。
今回紹介したクレジットカードの中で注意すべきは「アメリカン・エキスプレス」でしょう。
アメリカン・エキスプレスの「メンバーシップ・リワード」は、100円につき1ポイントを獲得できますが、電気、ガス、水道などの支払い分については「200円につき1ポイントの獲得」、つまり還元率が半分になってしまいます。
公共料金の支払いをクレジットカードにまとめたい場合、自身が狙っているクレジットカードが、公共料金でも還元率が下がらないかは事前に確認しておくと良いでしょう。
今回紹介したクレジットカードはどれも還元率が1.0%以上、なかには5.0%や10.0%を超える還元率の商品もありました。
それだけでも十分にお得なのですが、クレジットカードによっては更に高還元でポイントを獲得する方法もあります。上手く活用できれば、毎日の支払いが更にお得になること間違いなしです!
ここでは、「高還元のクレジットカード+別のサービス」を駆使して更に上乗せでポイントを獲得できる方法を紹介します。
スマホだけで決済できる仕組みとして普及してきた「スマホ決済アプリ」。
PayPayやFamiPayなどが有名ですが、これらとクレジットカードを組み合わせることで、誰でも簡単にポイント2重取りが可能です。
分かりやすい例として「楽天カード」と「楽天ペイ」の組み合わせを見てみましょう。
【楽天ペイと楽天カードのポイント2重取りの手順】
楽天カードから楽天キャッシュにチャージすることで0.5%の還元が受けられ、チャージした残高を使って楽天ペイで支払うことで、更に1.0%の還元が受けられます。
毎日の通勤や通学で電車やバスを利用している人の場合、Suicaなどの交通系ICカードとクレジットカードを組み合わせるのがおすすめです。
たとえば「ビックカメラSuicaカード」では自動改札機にタッチするだけでSuicaに入金(チャージ)ができる「オートチャージ機能」を利用することでJRE POINTが1.5%(通常の3倍)貯まります。
本記事ではポイント還元率が高いクレジットカードを何枚も紹介してきましたが、還元率以外にも気を付けておくべきポイントがいくつもあります。
せっかく高還元で手に入れたポイントでも使えないと意味がないので、これから紹介する注意点については事前に把握しておきましょう。
高還元のクレジットカードを選ぶ際、「ポイントの有効期限」はチェックしておきたいポイントです。
せっかく高還元で貯めたポイントでも、失効してしまっては意味がありません。同じようなポイント還元率なら、できるだけ有効期限が長いカードがおすすめです。
ポイントの有効期限が短いクレジットカードの場合は、「誕生日など自分が覚えていられる記念日などに交換手続きをする」などの対策がおすすめですが、それも面倒に感じる人もいるでしょう。
どうしてもポイント有効期限のチェックを面倒に感じるなら、以下のような対策が考えられます。
【ポイント有効期限を気にしなくてよくなる対策】
1に該当するカードは「VIASOカード」「ACマスターカード」などです。一定のタイミングで自動的にカードの支払代金に充当するキャッシュバックが行われるので、ポイント交換という手続きが必要ありません。
2については「セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード」を始めとしたセゾンカードがおすすめです。永久不滅ポイントが貯まるため、有効期限を気にしなくてよくなります。
クレジットカードによって、「ポイントを交換できる最低数」も異なるため、注意が必要です。
多くのクレジットカードで「1ポイント」が交換に必要なポイント数として定められていますが、一部はそうでないカードもあります。
たとえば「オリコポイント」の場合、さまざまな商品券などに交換できますが、「500ポイントから」という条件があります。
自分が想定しているポイントの使い道のなかで、必要な最低ポイント数ができるだけ小さいカードを選択するとポイントを有効活用しやすいでしょう。
最後に、クレジットカードの還元率について、よくある質問と回答をまとめました。
クレジットカードの主なデメリットとして、以下の2つが考えられます。
高還元のクレジットカードは一般的なカードよりも多くのポイントが獲得できることもあって、ついつい使いすぎてしまうことも考えられます。
ポイント獲得のために積極的に高還元のクレジットカードを利用することでお得に買い物できるのは間違いありませんが、毎月の「買い物予算」を事前に設定しておくなど、使い過ぎを防ぐ工夫も必要になるでしょう。
ポイント還元率が高いカードを選ぶ場合、以下のような点も一緒に確認してください。
ポイントの使い道としては「キャッシュバック(カードの支払い)に充当」「別ポイントに交換」「商品券などに交換」などがありますが、使い道によっては還元率が下がることもあります。
例えば自分が集めている共通ポイント(dポイント、楽天ポイントなど)に交換できなかったり、交換レートが悪かったりすると、せっかく高還元のカードを選んだ魅力が薄れてしまうでしょう。
また、高還元であっても年会費がかかるカードの場合、ポイント還元率の違いだけで年会費のコスト差を埋めることは大変です。旅行保険や空港ラウンジなどのサービスを必要としない限り、年会費無料のクレジットカードの中から自分に合った1枚を探すほうがおすすめです。
ポイント還元率の高さを重視する場合、基準になるのが「1.0%」という数値です。
特に条件なく1.0%以上の還元率を実現できれば、十分に高還元と言えます。ただし、カードによっては普段の還元率は平凡ながら、特定の条件を満たすと5.0~10.0%以上の超高還元が可能なクレジットカードもあります。
ただし、還元率が同じでも「ポイント有効期限は長いか・短いか」「どんなポイント交換先があるか」など、チェックしたい項目はまだまだあります。
今回紹介した選び方を参考に、ご自身にピッタリの1枚を探してみてはいかがでしょうか。