エネルギー教育全国協議会
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概要
開催日
2006年 2月4日(土曜日)
場所
岩手県
時間
13時〜16時30分
会場
岩手県産業会館 7階大ホール
岩手県盛岡市大通1−2−1
《交通》
・徒歩 盛岡駅から約15分
・バス 盛岡駅から約6分
 (都心循環バス『でんでんむし号』左回り 岩手公園下車)
 (厨川中央線 茶畑行き 岩手公園下車)
講師
神田啓治氏(京都大学名誉教授・エネルギー政策研究所所長)
内容
エネルギー教育に関する実践発表
参加人数
125名

《日本教育新聞 2006年2月27日掲載》
確かなエネルギー教育の実践を目ざして盛岡市でシンポジウム
エネルギー教育全国協議会

 確かなエネルギー教育を、日本の最先端技術への理解を、二十一世紀を担う子どもたちへ―――。
二月四日、岩手県盛岡市の産業会館大ホールで、エネルギー教育全国協議会が主催する第五十六回「エネルギー教育シンポジウムIN盛岡」(岩手県教委、盛岡市教委など後援)が開かれ、東北六県を中心に現場教師ら約百三十人が参加した。
 まずは、日本のエネルギー政策などに携わり、国際的なエネルギー事情に詳しい神田啓治・京都大名誉教授による特別講演「エネルギー情報最先端!世界と日本のエネルギー事情」が行われた。
 神田名誉教授は京都議定書で決まった、日本の二酸化炭素削減率=六・〇%に触れ、「会議では当初、日本は削減率を0%にする予定だったが、採決直前になって目標値を五〜六%にしたいと思うと言ったアメリカに同調して六%にした。しかし当のアメリカは同会議を無視する結果となった」と会議の中で行われた、多国間の複雑な交渉の様子を披露。このようにさまざまな思惑が絡む世界のエネルギー事情に対応していくためには「正しい知識を持ち、現実を『科学の目』で鋭く分析し的確に実践できる、理科好きな人材を育てて欲しい。それは教師の皆さんの双肩にかかっている」と出席者に訴えた。
 続いて大堀真教諭の特別模擬授業=「電気は二次エネルギー」が行われた。 
大堀教諭は手回し発電機などを使って「運動エネルギー→電気エネルギー」、「熱エネルギー→電気エネルギー」など「エネルギー変換」を実際に体験させることを通じて、電気が二次エネルギーであることを理解できるよう説明していった。
 その後は同協議会のメンバーによる模擬授業の発表が行われた。テーマは(1)岩手の森林が生み出すエネルギー(2)エコキュート(3)原子力発電やめますか(4)天然ガスを使用したコンバインドサイクル発電(5)石油備蓄の授業(6)海洋温度差発電の授業の六つ。いずれも子どもたちが理解しやすいよう工夫を凝らしているものばかり。例えば(1)を実践した清水武彦教諭は、地球温暖化防止の取り組みの一つとして、岩手県で活用を推進している「木質バイオマス」=「木質ペレット」を取り上げたが(1)原料は建物の廃材や製材所から出る木屑であり環境に負荷をかけない(2)岩手県にペレットの原料は一クラス全員の家庭の暖房費に換算して千年分もある(3)地球温暖化の原因となる二酸化炭素の排出量を今よりも減らすことができる、といった特徴を丁寧に説明。「こうした授業を通じて岩手県ならではの地球温暖化防止策について考え実践していく姿勢を育てていきたい」と結んだ。
 最後に基調提案に立った松崎力教諭は、努力と技術革新を続ける日本企業の取り組みを紹介し、「企業の取り組みの優れた点をきちんと伝え、子どもたちに『日本に生まれてよかった!』と思えるような授業もして欲しい」と呼びかけた。次回のシンポジウムは5月21日に北海道・札幌市で開催される。詳しくは同協議会(電話03・3787・6564)まで。

神田啓治名誉教授
世界のエネルギー事情について解説する神田啓治・京都大学名誉教授。

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