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2002年度原子力発電所報告書
日時
2002年8月13日(火曜日)〜14日(水曜日)
地区
北海道
見学先
泊原子力発電所・砂川火力発電所(北海道電力)
見学内容
泊原子力発電所
 
運転訓練室、燃料貯蔵プール、タービン・発電機など
総合研究所
 
省エネ・環境に配慮した新技術の開発について
砂川火力発電所
 
貯炭場、ボイラー、タービン・発電機など
参加者数
13人
見学会感想
中村 厚志 教諭 / 北海道 小学校勤務
泊村にある道内唯一の原子力発電所を見学したのは初めてです。
発電所まで行くのに、2度も検問がありました。セキュリティの高さに驚きました。
まず、シュミレータを見学しました。ここは実際の発電所と同じ中央制御盤を使って運転の訓練を行う場所です。訓練の様子を見ることはできませんでしたが、ヒューマンエラーを防止するために「スイッチにカバーをかける」「制御盤を左右対称にしない」「停止する方向でしか作動しない」などの工夫がなされていることが分かりました。
次に、タービン建屋を見学しました。蒸気発生器で作られた蒸気の力でタービン・発電機をまわし、電気を起こす設備です。発電機を実際に見ましたが、私が思っていたより小さいものでした。道内の30%もの電気がここで作られているのにびっくりしました。
最後に、管理区域に立ち入ることができました。入域には専用の衣服に着替え、立ち入りカードとガラスバッジを携行しなければなりません。外部被爆を少なくするために、基準以上になったり決められた時間になったりすると、退域させられるという説明を受けました。
燃料取扱棟を見学しました。この棟には、国際原子力機関の監視カメラが設置されており、燃料の管理が国際規模で行われていることに驚きました。退域には、モニタで放射線のチェックをして、汚染がないかどうか確認しました。
今回の見学でたくさんのチェック機能やセキュリティが施されていることを実感しました。
泊原子力発電所では、平成20年の運転開始を目指して3号機の建設の準備が進められており、将来のエネルギー需要に備えて動き出している点も感心しました。
西村 一夫 教諭 / 北海道 小学校勤務
8月13日、朝の7時半、世はお盆というのに、我々を乗せた一行のバスは北海道電力北見支店前を出発し、一路北海道唯一の原子力発電所、泊原子力発電所に向かった。現地に着いたのが、午後3時頃である。まず、最初に近くにあった「とまりん館」というPRセンターで勉強をした。夏休みなので、家族連れが多いのに驚いた。原子炉部分の模型、安全対策について展示物があったので、係の方から分かりやすいレクチャーを受ける。学習会において、事前学習を進めていたので、改めて実感として理解することが出来た。実際見て聞いて、初めて学んでいたことと一致する部分が多かった。炉を覆う5つの壁のうち、最後の壁でコンクリート壁が厚さ1メートル以上であるという現物を実際の目で確かめることができたのである。その後、実際に管理センターに行き、壁を目の当たりにした時、一層実感が湧いてきた。
管理センターに入る前は、何重ものチェックがあり、テロ以来、一層防備体制が強化されていた。機動隊もいたのには驚いた次第だ。着替えをしてから、見学が許される管理区域内に入った。国際機関の監視カメラが作動している中、我々は、ウランの新燃料棒が格納されている所に立ち、また、使用済み燃料棒が格納されているプールを覗き込むことが出来た。クリーンエネルギーとして、今後益々安全対策を強化徹底して、発展していくだろう原子力エネルギーの正しい使い方を、国を上げて取り組まなければならないという思いがした。
自分が立っている場で、ウランが核分裂し、熱を発し、蒸気がタービンを回して発電するという極単純な仕組みだった。それは、翌日の火力発電所の仕組みと全く同じであるのが不思議でならなかった。機械・機器の外形もよく似ていたのである。原料が違うだけである。今後は、ヒューマンエラーを防ぎ、機器の安全点検を徹底し、点検も法律の下できっちりと実行することが重要である。「当たり前のことを、ぼんやりせず、ちゃんとする」この言葉は管理棟の玄関に貼ってあった合い言葉である。その通りである。
百分は一見にしかず。とやかくいう前に自ら体験すべきである。
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